子連れたびブログ

2歳の子供との旅行やおでかけのこととか、日常のこととか。

西加奈子「舞台」を読んで

西加奈子さんの小説に出てくる登場人物には、共感することが多いです。

今回読んだ「舞台」もまさにそうでした。

自意識が高すぎる主人公。

「人間失格」の太宰治に激しく共感するほど自意識過剰で、誰も見ていないのに

人の目ばかり気にして常に自分を演じているような人物です。

これ、共感できる人とできない人真っ二つだろうな~と思いながら読んでました。

私の夫は絶対共感できない。「この無駄な行動とか感情(高すぎる自意識ゆえの)とか意味分からない」っていうと思う。

そして私はそんな人に憧れます。

憧れつつ、今日もまた誰か分からない人の目を気にしてしょうもないことを考えたり、やりたかったことを諦めたりして自己嫌悪に陥る・・

でもこういった小説を読むことで自分の中の嫌いなところを抉られるのが、きつくもあり、ありがたくもあり。

最後にやっぱり救いもあるのが西加奈子ぽくて良かったです。

そしてニューヨークの街並みも思い出されました。

ニューヨーク行ったことがあり、かつ「人間失格」を読んだことがあればより楽しめる小説だと思います。

今回装丁の絵も西加奈子さんが書かれたと知りびっくり。

絵も描けて文章も書けるなんて、天はニ物を与えるものだなぁ・・。

 

舞台 (講談社文庫)

舞台 (講談社文庫)